岡山の納豆専門店「経木納豆まめいち」で納豆巻きと甘酒を堪能!おいしくておすすめです。

  • 2024年4月14日
  • 2024年5月6日
  • 納豆

岡山には、大手の納豆メーカー以外は、納豆専門店は2店しかありません。1つは、本記事で紹介する「経木納豆まめいち」さん、もう1つは「蒜山食品加工株式会社」さんです。

経木納豆まめいち」さんは、岡山市南区にあるフクハマショッピングセンターの敷地内にあるお店。

納豆好きの筆者としては、岡山市で初の納豆製造許可を取得したお店に行くしかないと考えましたが、スケジュールが合わないため、まずは、イベント出店している「西大寺朝市」にお邪魔しました。

経木納豆まめいちさんの納豆ってどんな味がするのか? 

本記事では、ドキドキわくわくの出会いと後日、お店を訪問した際のやり取りを紹介します。

おいしい経木納豆や納豆巻き、甘酒はぜひ一度食べてみてくださいね。

岡山初の経木納豆を製造販売する「経木納豆まめいち」とは?

経木納豆まめいち

これまで、岡山で経木納豆を製造販売する納豆メーカーはありませんでした。私も取り寄せやスーパーなどに置いてある県外産のものしか食べたことがなく、とても興味津々です。

まずは電話取材でお話をお伺いしました。

経木納豆まめいちの店主である石田さんによると、納豆を始めたきっかけは、旭川のプラスチックゴミ(以後、プラごみ)だったそうです。毎日、旭川の川岸に流れ着くプラごみを集めて片付けるボランティア活動をしている中、プラごみを出さないために自分ができることは何か?と考えたのです。

そして、出た結論が「プラスチックを使わない納豆を作って販売することでSDGsに貢献しよう!プラごみを減らそう!」というものでした。主婦だった石田さんが普段の生活でできることは、食品の包装に使われるプラスチックを減らせば、プラごみを減らせると考えたのです。本当に頭が下がります。

納豆作りはズブの素人だったという石田さんは、文献や資料を読み漁り、試行錯誤で納豆を作り上げました。岡山産の大豆の入手と経木の入手はなかなか困難だったはずですが、色々な縁があり、製造に着手できたそうです。現在は、岡山産だけでは足りないため、国内産の遺伝子組換えではない大豆を使っています。

私も納豆には詳しいのですが、これは本当にすごいことです。感動しかありません。経木は間伐材の木の皮を薄くスライスしたもので、日本伝統の食品用の包装紙といえます。厚みや素材の木の種類で全く風味や巻きやすさが変わるため、使用にかなうものを探すのも大変です。

全て一人で行うため、週に2回、1回につき100個分の納豆しか仕込めず、「売り切れごめん」になってしまうこともあるとのことです。そのため、公式インスタグラムで営業日のお知らせを確認してからお店に行きましょう。可能であれば、前日までに電話で取り置きをお願いするのが無難です。

お店では、納豆巻きや甘酒、珈琲のイートインができますが、納豆巻きの製造本数は日によって変わるそうなので、あらかじめ問い合わせてください。

【経木納豆まめいちの情報】

住所:岡山県岡山市南区福富東1丁目6-21

連絡先:080-4262-3239

営業時間:10時〜16時頃

定休日:月、木、日祝(イベント出店、在庫なしため店休有り)

公式サイト:https://www.instagram.com/mameichi2022/

西大寺朝市での「経木納豆まめいち」との出会い

 

気さくで素敵なお姉さまが経営する経木納豆まめいち

レミオロメンの3月9日を思い出す、3月10日に子どもを連れて西大寺朝市に出かけました。

朝からすごい人出の西大寺朝市は、年に4回、はだかまつりで有名な西大寺近くの公園で開催されます。

ぜひ取材にうかがいたく、前日に電話で商品の取り置きをお願いしました。

経木納豆と麹納豆と甘酒を販売

当日は、取材内容を記載した資料を持ってあいさつに行き、おいしい経木納豆と麹納豆をゲット!

取り置きして頂き、感謝です。商売の邪魔をしないように、後日訪問することを約束して帰宅しました。

店主の石田様は、気さくで明るいお人柄で愛されキャラクターでした。

岡山の経木納豆まめいちの納豆と麹納豆を食べてみた!

まめいちの麹納豆と協経木納豆

さて、岡山の経木納豆の味はいかがでしょうか?

まめいちの経木納豆

経木納豆(90g、250円)は、においが少なく、粘りが強い納豆でした。食べると豆の甘さと納豆の旨味の両方を感じられます。大粒で食べ応えがあり、硬すぎないので、子どもからお年寄りまで安心して食べられるでしょう。おいしい納豆です。
経木を使っているため発酵臭が吸収され弱まること、松の香りが移ることなどのプラス効果により、においが少ない納豆に仕上がっています。納豆が苦手な人でも大丈夫ではないでしょうか?

まめいちの経木納豆

次に、麹納豆はどうでしょうか?

まめいちの麹納豆

ドキドキして開封すると、野菜や昆布、麹と納豆が優しいシンフォニーを奏でていました。見ただけでおいしそうです。

まめいちの麹納豆

まめいちさんの麹納豆には塩昆布ではなく切り昆布を使い、岡山産の甘口醤油で味付けしているそうです。これによって、塩辛くなく、麹の旨味と昆布や醤油の甘味と旨味、納豆の旨味がミックスされたおいしいおかず納豆に仕上がっています。これだけで、ごはんが進みます。ぜひ、一度味わってみてください。「虜になること間違いなし!」です。

経木納豆まめいちの店舗でイートイン

経木納豆まめいちの納豆巻きと甘酒

スケジュールの都合、なかなかお店に行くことができませんでしたが、ついに4月6日にお店に行くことができました。石田さんは用事があるにも関わらず、対応してくださり、感謝です。

お店では、納豆巻きや甘酒、珈琲のイートインができるということで、早速、一番人気のたくあん入りの納豆巻き(600円)を頼みました。子どもと半分こしたので、4切れです。また、人気の甘酒(ホットとアイスを選べます、1杯350円)も頼みました。

まめいちの納豆巻き

納豆巻きはクセもなく、とても食べやすく、醤油なしでもたくあんの旨味だけでも食べられました。ただ、醤油を少しだけつけるとおいしさが倍増します。たくあん入りの納豆巻きが人気No.1であることは納得できますね。他の納豆巻きも今度試してみたいです。

まめいちの甘酒

甘酒は、ほんのりショウガが効いた麹発酵の甘味のある本物の甘酒で、身体に栄養がしみこみました。

子どもはショウガが苦手だったため、急遽、ショウガなしの甘酒に交換してくださいました。その後、今度は熱くて飲めないなどとのたまってしまい、またまた石田さんがアイスのショウガなし甘酒に交換してくださり、恐縮です。

子どもにも配慮いただける素敵な店主の石田さんと話をしにくるお客もいるそうですが、確かに、この人間性とコミュニケーション能力は素晴らしいと感じました。私もつい、話し込んでしまいました。

岡山に住んでいるなら経木納豆まめいちに行きましょう!

岡山唯一の経木納豆の専門店である「経木納豆まめいち」は岡山が誇る環境にも優しいお店です。

最新情報ですが、5月ごろには、乾燥納豆も商品化したいとのことでしたので、次の訪問が楽しみです。

なお、納豆の品質担保のため通販は行わないので、ぜひお店に行って、楽しく談笑しておいしい納豆を買ってくださいね

おすすめの納豆専門店です。また、お伺いします。納豆アイスも夏には食べてみたいですね。

経木納豆まめいちのメニュー

  • 経木納豆:90g入り250円
  • 麹納豆:100g入り400円
  • 納豆巻き各種:1本600円
  • 甘酒(ホットでもアイスでも):350円
  • 納豆アイス:500円

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