こんにちは!
ブログ運営者のYoshiです。
私は食品会社のバイオテクノロジー関連部門の研究所で研究者として15年間働き、健康食品会社や食品会社で「商品開発」「品質管理」などの業務にも従事しました。
また「牛の発酵飼料」や「無添加ドッグフード」などの「製造」「商品開発」などにも携わったことで『発酵食品の素晴らしさ』を実感し、情報を共有するためにブログ開設を始めました。
現在、日本は世界でも類を見ないほどの超高齢化社会に突入しました。
しかし、寿命は延びたけれど、高齢になってから病気で苦しむ人が増えています。
そのため、健康でいられる時間、すなわち健康寿命を出来るだけ長く延ばすことが大切です。
このブログ『納豆人甚Gene』(なっとうジンジンジーン、略称は『納豆ジーン』)では、健康寿命を延ばし、健康で長生きするための秘訣を紹介します。
どの記事も健康に関心がある方に、ぜひご覧いただきたい内容です。
なお、旧タイトル名は「納豆のすゝめ」でした。
関連記事『【納豆のアンチエイジング効果】女性や高齢者におすすめの健康効果を徹底解説!』をご覧ください。
健康寿命を延ばすために心がけたい2つのこと
健康を考えると、心がけたいのは次の2つになります。どちらも本当に大切なことです。
1:バランスのとれた食事をこころがける
肉だけ、野菜だけ、甘いものだけなど大きく偏った食事を続けると、栄養的に非常に問題があります。
2:適度な運動をする
身体を正常に維持するためには、適度な運動(散歩でもストレッチでも構いません)を続けることが大切です。
このうち、2につきましては、別の記事でお伝えしていこうと思いますが、まず、皆さんに考えていただきたいのは、たった一つの大切なことです。
それは『自分の身体は、食べるもので作られる』ということです。
みなさん、食を考え、健康で長生きを目指しましょう!
特におすすめな食事は、毎日納豆を食べることです。
ぜひ、その他の記事もご覧ください。
関連記事『【徹底解説】納豆を食べると骨粗しょう症予防が期待できる理由はこれだ!』はこちら↓
バランスのとれた食事とは?
食事の分類として、主食、副菜、主菜、牛乳・乳製品、果物の5つがあります。
具体的には、以下のようになります。
- 主食(ごはん、パン、麺)
- 副菜(野菜料理)
- 主菜(肉・魚料理)
- 牛乳・乳製品
- 果物
バランスのとれた食事とは、①~⑤の摂取比率が、①:②:③:④:⑤=2.25:2.75:1.75:1:1くらいになるものです。
分かりやすく書くと、副菜>主食>主菜>牛乳=果物 ということになります。
その人の年齢や性別、活動量に応じて必要なカロリー数は異なりますから、この比率で量を加減することが必要です。詳しくは以下の「食事バランスガイド」を参照してください。
「食事バランスガイド」
望ましい食生活についてのメッセージを示した「食生活指針」を具体的な行動に結びつけるものとして、1日に「何を」「どれだけ」食べたらよいかの目安を分かりやすくイラストで示したものです。
厚生労働省と農林水産省の共同により平成17年6月に策定され、平成22年に「日本人の食事摂取基準(2010年版)」の改定を踏まえた改訂がなされました。
参考文献
厚生労働省「食事バランスガイド」について
積極的になにかを食べるなら納豆がお勧め!
その理由は、納豆は安くて栄養があって、身体によい成分が豊富に含まれていることです。
納豆の栄養や有用成分について
納豆の原料である大豆にはタンパク質やイソフラボンなどが豊富に含まれています。この大豆たんぱく質が、納豆菌による発酵を受けて、消化しやすい大豆ペプチドやアミノ酸に分解されます。
大豆を煮た煮豆のタンパク質吸収率は65%程度ですが、納豆だと80%以上になります。
納豆(糸引きタイプ)には、1パック40gあたり6.6gのタンパク質が含まれますから、5.3gのタンパク質が吸収されることになります。
では、納豆に含まれる身体によい成分について、簡単にお伝えします。詳しくは、他の記事もご覧ください。
納豆の有用成分 | 健康効果(有用性、機能性) |
納豆キナーゼ | 須見教授が発見した成分で、血栓を溶かす働きがあり、健康食品にもなっている。 |
ジピコリン酸 | 食中毒予防の働きがある。江戸時代から食中毒予防に納豆が食されていた |
ガンマポリグルタミン酸 | グルタミン酸が多く結合した成分で免疫を活性化する働きがある |
レバン | 果糖(フルクトース)が多く結合した多糖(フルクタン)で、免疫活性化、整腸作用あり |
ビタミンK2 | 骨折予防、骨粗しょう症予防、血液凝固(新生児メレナ予防)などの働きがある |
ポリアミン | 抗炎症作用、老化予防、新陳代謝の正常化など |
ビタミンB群(B2、B6、葉酸、パンテトン酸など) | 代謝や新陳代謝に重要であり、葉酸は脳神経の発達に関与する |
食物繊維 | 便通改善、腸内フローラの改善作用あり |
イソフラボン | 女性ホルモンに構造が似ており、骨粗しょう症予防やアンチエイジングの作用がある |
サポニン | 強い抗酸化作用があり、脂質の酸化を抑え、その代謝を促進する働きがある |
ミネラル(セレン、カリウム、モリブデンなど) | 微量元素は酵素や代謝に重要であり、カリウムは血圧低下作用など様々な働きがある |
大豆ペプチド | 吸収が良く、抗菌作用や血圧低下作用、コレステロール低下作用など様々な働きがある |
参考資料
・日本食品標準成分表2020年版(八訂)
・納豆は効く(須見洋行著)
・納豆摂取がヒト腸内フローラおよび腐敗産物に及ぼす影響、寺田ら、
Jpn.J.Food Microbiol.、16(4)、221-230, 1999
・納豆の歴史と機能成分、須見、日本味と匂学会誌、Vol.14、No.2、
129−136、2007
・高ポリアミン食による哺乳類のアンチエイジング、早田、
Nippon Shokuhin Kagaku Kogaku Kaishi、61(12)、607-624、2014
まとめ|納豆を毎日食べましょう!
本記事では、以下について簡単にまとめました。
- 健康寿命を延ばすためには、バランスのとれた食事を心がける
- バランスのとれた食事には、栄養価が高い『納豆』を加えるとよい
- 納豆に含まれる有用成分とその機能性(健康効果)
当ブログ(『納豆人甚Gene』:なっとうジンジンジーン、略称は『納豆ジーン』)では、健康寿命を延ばし、健康で長生きするための秘訣をまとめています。
本記事ならびにこのブログの他の記事を読んだ人が健康寿命を考えて、食事に気を付けてくだされば幸いです。
関連記事『【納豆のすごい効果のまとめ】健康維持に役立つ理由を徹底解説!』をご覧ください。
特に納豆の健康効果を認知いただき、毎日納豆を食事に組み込んで頂ければと思います。