みなさんのご家庭では納豆を食べますか?
それとも、関西地方や中四国地方に住んでいて元々納豆を食べる習慣がなかったり、においやネバネバが苦手で食べられなかったりで食卓に並ばないという状況でしょうか?
納豆には優れた栄養価があるうえ、様々な健康効果を持つ機能性成分が豊富に含まれているので、ぜひ乳幼児期(7か月以降)から子どもに食べてもらいたい食品です。
納豆に含まれる成分は大人の健康維持だけでなく、子どもの健やかな身体とこころの成長に欠かせません。
本記事では、納豆が子どもに与える良い影響や子どもの健やかな成長にどのように関係するかを解説します。
ぜひ、家族の食卓に納豆を取り入れましょう!
関連記事『【納豆人甚Gene】人にやさしく身体によい納豆を食べて健康寿命をのばしましょう!』をぜひご覧ください。
下記の理由で納豆を家族みんなで集まって食べることをおすすめします!
納豆には栄養成分が豊富に含まれる
栄養豊富な納豆を副食やおやつとして与えることで1日に必要な量の栄養素を補填することができます。
納豆はタンパク質やビタミン類、ミネラル分、脂質、炭水化物など様々な栄養成分を含む完全食品に近い食品です。
その他の副食と共に摂取することで、食事の栄養バランスを整えることにもつながります。
納豆のタンパク質は吸収されやすい
納豆には身体を作るために必須であるタンパク質が納豆菌による発酵作用で分解されています。分解を受けたタンパク質は非常に吸収しやすくなっているため、大豆や肉を食べるよりも吸収効率が高いのです。
納豆には様々な健康成分が豊富に含まれる
納豆には、5大栄養素以外にも様々な健康効果を持つ成分が豊富に含まれています。
例えば、血栓溶解作用がある「ナットウキナーゼ」や食中毒予防効果がある「ジピコリン酸」、女性ホルモン様作用を示す「大豆イソフラボン」などです。
納豆に含まれる健康成分については、以下の関連記事をご覧ください。
関連記事『【納豆のすごい効果のまとめ】健康維持に役立つ理由を徹底解説!』
子どもの健やかな成長につながる
家族でわいわい楽しく食事することは、子どもに「食事は楽しいもの」「もっと一緒に食べたい」という食べる力を与えます。
そして、「楽しいからきちんと3回食事をしたい」と子どもが思えるようにしていくことが食育の第一歩です。
子どもが大好きで栄養価が高い「納豆」を食事に加えることで、子どもの健やかな成長につなげましょう!
子どもの成長に欠かせない納豆の栄養成分とは?
下記に納豆の栄養成分を挙げますが、特に子どもの成長に関連した栄養成分をピックアップしています。
- 葉酸:ビタミンB群の一種で、胎児の脳神経系の発達に欠かせない栄養成分
- ビタミンK2:乳児の出血症を予防するために必須の栄養成分
- タンパク質:身体を作るために必須の栄養成分
- アミノ酸:タンパク質の構成成分であり体内で合成できない必須アミノ酸が重要
- 鉄分:ヘモグロビンを構成し、酸素呼吸に必須
- 炭水化物(糖質):エネルギーを生み出すために必須
- 炭水化物(食物繊維):腸の正常機能に重要な役割を果たす
- 脂質:体内では合成できない必須脂肪酸が重要
- その他のミネラル類:骨を作るカルシウムやリン、カリウム、マグネシウム、代謝に必要なセレンなどの微量元素
- その他のビタミン類:代謝や成長にはビタミン類は必須
このうち、葉酸とビタミンK2は胎児期に必要となるため、妊婦さんが積極的に摂りたい成分です。
また、妊娠中に毎日納豆を食べた母親から生まれた子供はアトピー性皮膚炎の発症率が低いという研究報告もあります。
関連記事『【徹底解説】納豆で『幼児期までの健康リスク低減』が期待できる理由!』では妊婦さんが納豆を食べることのメリットについて解説していますので、ぜひご覧ください。
納豆を食べるとどうなるのか?
効率よく栄養補給ができる
栄養豊富な納豆を1日1〜2パック食べることで、不足した栄養成分を補填できる。
納豆のタンパク質の吸収性は非常に高いことが確認されています。
『納豆はタンパク質の消化吸収率がよく、煮豆のままだと65%程度のものが、納豆に加工すると80%以上に吸収率が高まります。※』
※納豆総合情報サイトである「全国納豆協同組合連合会 納豆PRセンター」のホームページより引用。
腸内環境を整える一助となる
納豆に含まれる豊富な食物繊維は、腸内環境を正常にする働きがあるため、便通改善やアレルギー予防効果が期待できます(子どもも大人も)。
特に子どもは排便習慣をつけないと便秘で悩むことになりやすいため、納豆を食べましょう。
私の子どもも2歳のころ急に便秘になり大変だったので、納豆で食物繊維を補うことをおすすめします。
納豆の食物繊維については、関連記事『納豆に含まれる【食物繊維】の種類と健康効果を徹底解説!』をご覧ください。
健康維持に役立つ
納豆に含まれる健康成分により、骨折予防や便通改善、食中毒予防、血栓症予防など様々な健康維持効果が期待されます。
納豆の健康効果については、関連記事『【納豆のすごい効果のまとめ】健康維持に役立つ理由を徹底解説!』をご覧ください。
子どもの食育につながる
日本人の子どもは親が食べなくても、実は「納豆が大好き!」と言われています。
確かに私の子どもも生後半年くらいに納豆を与えると、「うまうま」みたいな幼児語を話しながら夢中で食べていました。
これは保育園の食事担当者の方に教えて頂いたのですが、給食に納豆を出すと、ほぼ全員が完食し、おかわりを欲しがる子供が多いそうです。
子どもは納豆だけでなく、味噌汁や漬物といった発酵食品が大好きですよね。
本能的に好んでいるようなので、「あの発酵臭や風味は食べてもいいものである!」と遺伝子に刻まれているのかもしれません。
というわけで、食事に納豆や味噌汁、たくあんなどの漬物、ヨーグルトなどを出すことで子ども特有の「イヤイヤ状態」「食べない病?」を避けることができる可能性が高まります。
少し古いですが、平成16年に厚生労働省から出された報告書によると、1〜6歳の子どもが1週間のうち1日以上朝食を食べない割合が10%であるそうです。
親が忙しいことも関係しているようですが、現代では更に共働き夫婦が増えていますし、シングル家庭も増えていますので、更に悪化している可能性が高いです。
親が一緒に食事をすることと、発酵食品を1品でも出すことで「食事を抜くことなく3食きちんと食べる」という食育につながります。
食育はこどもの健やかな身体とこころを作る基本となるため、「面倒だ」「時間がない」と思わず、ぜひとも実践してくださいね。
子どもはあなたの生活習慣や食習慣によって大きく影響を受けますので。
厚生労働省:「食を通じた子どもの健全育成(-いわゆる「食育」の視点から-)のあり方に関する検討会」報告書について
まとめ|納豆を食事に取り入れて家族みんなで笑顔になろう!
納豆は栄養価が高く、毎日の食事に1〜2パックを加えるだけで栄養成分も健康成分も摂取できるため、おすすめです。
納豆習慣をつけましょう!
納豆やその他の発酵食品をうまく食事に取り入れることで、子どもの食べたい欲求を刺激して3食きちんと食べるという食育につながることが期待されます。
時間がなくても子どもと一緒に食事を摂るようにするだけで、家族団らんや楽しい食事ができるので、ぜひ子どもの健やかな成長のために生活を変えてみましょう。
無理はしなくても良いので、生活習慣や食習慣を改善することは、あなたの健康にとってもとても良いことです。
まずは、納豆習慣をつけましょう!
『【女性におすすめ】納豆を毎日食べる健康効果は?』という関連記事もぜひご覧ください。
にほんブログ村