納豆は美味しくて栄養があるため、ついついストックがたまることがありますよね。私も週末には3個パックの納豆を2〜3組買ってしまうので、賞味期限がいつもギリギリです。
みなさんも同じ経験があると思いますが、納豆の賞味期限はあくまでも目安なので、7日間くらいであれば問題なく食べられますのでご安心くださいね。
本記事では、賞味期限切れの納豆は捨てずに食べるべき理由を徹底解説します。
ぜひ参考にして頂き、少々の賞味期限切れであれば捨てずに食べるようにしてくださいね。
納豆の賞味期限について
納豆は製造メーカーで熟成後に出荷されるため、賞味期限内であれば美味しく食べることができます。
メーカーや商品により多少の差はありますが、賞味期限は7〜10日間程度に設定されていることがほとんどです。
なお、容器形状や容器材質を見直すことで15日間程度まで賞味期限を延ばすことは可能ですが、コストや手間がかかるため高級仕様になりますね。
納豆を保存する際の注意点!
納豆は非常に強力な菌です。10℃以上になると再発酵を始めてしまい、アンモニアが発生する過発酵が起きてしまいます。
次の対策を取って再発酵させないようにしましょう!
早めに冷蔵庫へ入れる
過発酵が発生すると風味が著しく低下するため、購入後は出来るだけ早めに冷蔵庫に入れましょう。
もし、夏場に買い物をする場合は下記のように対応するのが望ましいです。
- あらかじめ良く冷やした保冷剤を保冷バックにいれて持参する。
- 保冷用の氷をお店からもらい(お店にある「持ち帰り用クラッシュ氷」)、ナイロン袋へ詰めて納豆の上に置く。
裏技!冷凍保存する
いくつかの納豆製造メーカーからは「風味が落ちるため冷凍保存はしないでください」と回答されましたが、あるメーカーでは冷凍保存をすすめてくれました。
これは本当に目からウロコです。実際に試してみると、本当に冷蔵で市販されているものと差異はありませんでした!
それ以来、私は納豆が特売の日に3個パックを5〜6組購入し、3組はすぐに冷凍しています。
ぜひおすすめします!
納豆を賞味期限ぎりぎりまで冷蔵保存すると・・・
実は、納豆菌が出した酵素により更に熟成がすすみ、ネバネバ成分やタンパク質分解によるペプチドなどが増加します。
賞味期限ギリギリまで冷蔵庫に入れておくのは悪いことではありません。
レバンや機能性ペプチドが増える
レバンシュークラーゼという酵素は納豆のネバネバ成分の1つであるレバン(フルクトースが連なった多糖類)を作ります。
また、各種のプロテアーゼは、納豆のタンパク質を分解して血圧上昇を抑制するペプチドなどを作ります
熟成により増加したレバンなどの健康効果は?
水溶性食物繊維の1種でもあるレバンは、腸内環境を整える健康成分です。
また、免疫を活性化する働きもあります。
血圧上昇を抑制するペプチドは低分子であるため腸での吸収性が良く、血圧抑制効果が確認されています。
また、タンパク質の酵素による分解が進んでいるため、タンパク源の消化や吸収率が高くなり、栄養の観点からも普通に納豆を食べるよりも身体に良いと言えるのです!
関連記事『女性必見!【納豆の腸内環境改善効果】美肌や腸活に役立つ機能性成分を徹底解説!』関連記事『幼児や高齢者におすすめ!【納豆の免疫調節作用】機能性成分と健康効果を徹底解説』もご覧ください。
賞味期限切れ納豆を食べる際の品質見極め方法
10℃以下で保存できる家庭用冷蔵庫ですが、上記のように熟成は進んでしまいます。
しかし、熟成がすすんでも異臭や腐敗臭、アンモニア臭がほぼしなければ問題はありません。
下記に品質の見極め方法を列記しますので参考にしてください。
- 異臭や腐敗臭がしないこと
- カビが生えていないこと
- アンモニア臭がほぼしないこと
- 納豆の表面がドロドロになり、溶けたようになっていないこと
- 食べるとシャリシャリとした砂を噛んだような食感がないこと
- 強い苦味がないこと
- 納豆の表面に白い斑点のような小さな塊(チロシン)がないこと
- カチコチになるほど乾燥していないこと
賞味期限切れの納豆の食べ方
賞味期限を5日ほど過ぎてしまって乾燥が進んで硬い場合は、味噌汁やチャーハンの具にしましょう!
賞味期限を過ぎていてもほぼ状態が変わらないのであれば、いつもどおりに食べても大丈夫ですよ。
なお、賞味期限切れの納豆は熟成が進み少し苦みが強くなっているため、ビター風味を味わえます。大人の納豆ですね。
納豆は味噌汁に入れるのがベスト!
納豆は少し冷ました味噌汁(熱々でないもの)に入れるのが、コクや滑らかさを感じることができ、ネバネバも溶けるため1番おすすめしたいです。
熱々でない味噌汁やスープに入れると、熱に弱いナットウキナーゼを減少させずに食べることができます。
カレーに混ぜる
熱々のカレーではなく、少し冷ましたカレーにトッピングとしてのせると美味しいうえ、納豆を余すところなく全部食べることができます。
納豆をぶっかけうどんの具材にする!
ほろ苦さがアクセントになるため、賞味期限ギリギリで硬くなっていない納豆を使うことをおすすめします。
<レシピ>
- 冷凍讃岐うどんを規定時間レンチンする
- 水でさっと2回ほど洗い、粗熱を取り、器に移す
- 納豆に付属するタレと良く混ぜ合わせた納豆をのせる
- 天かす、冷凍カットねぎ、すりおろしショウガなど好みの薬味などをのせる
- だし醤油を大さじ1/2程度、回しかける
きな粉と黒蜜でデザート納豆へ!
きな粉と黒蜜で賞味期限切れの納豆がほろ苦スイーツに早変わり。
すりごまや練りごまを加えると、更にコクとほろ苦さが加わり、栄養価も高くなるのでおすすめです。
<レシピ>
- 納豆にきな粉を適量ふりかける
- お好みですりごまや練りごまを小さじ1加えると栄養価が高くなる
- そこへ黒蜜またはハチミツ、オリゴ糖などを小さじ1~2かける
- 良く混ぜ合わせる
- そのまま食べても良し、パンにはさんでデザートサンドにしても良し
関連記事『【おすすめ納豆レシピ】うどんをもっと美味しく健康的に食べよう!』もご覧ください。
まとめ|納豆は賞味期限ギリギリくらいが一番良い!
納豆は発酵食品です。
発酵が進むほど、納豆の健康成分が多くなる傾向があるため、賞味期限ギリギリか3日ほど切れたものを食べると良いでしょう。
ただ、家庭で再発酵させると「過発酵」や「雑菌の繁殖などによる食中毒」を起こす危険性が高いので「冷蔵庫で賞味期限ギリギリまで熟成させる」ことをおすすめします!
少し賞味期限が切れたからといって、捨てるのは本当にもったいないですから、上記の食べ方をぜひお試しください。
毎日の納豆食で健康維持につなげましょう!
関連記事『【納豆のすごい効果のまとめ】健康維持に役立つ理由を徹底解説!』もご覧ください。
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